フェンダー新ギグバッグが良い感じにオススメ

先日Fender製の新しいGig-Bagが発売されていたことをうっかり見つけてしまい、なんだか良さげだったので早速購入してしまいました。画像左前がおニューのバッグで、右奥がこれまで移動時に主に使っていたセミハードケースです。


フェンダーギグバッグ

色バリエーションも写真の「コヨーテ(濃い目のベージュ)」の他に「チャコールグレー(ほぼ黒)」と「カーキ(グレー寄りの深緑)」があってめっちゃ迷ったけど、まあ

これが一番ギターが上手そうに見える色かな

って感じで。…冗談です気分です笑。正式名称は「FENDER Urban Gear Bag」で、都会的でお洒落でトレンディーなぼくにぴったりじゃあないですか照。アーバンと銘打ちつつなんだか妙にミリタリーなカラバリなのは謎ですが苦笑、変形オフセットボディのジャガーももちろん、さらに一回り(4cm程)長いジャズマスターもギリギリぴったり収まりましたので、同社製エレキギターなら基本的に全部入るサイズ仕様かと(アコギ・セミアコは要確認)。ベース用も同様に3色展開です。著作権もあるのでスマホ画面のイメージ写メで恐縮ですがご参考に。


カラーバリエーション


ギグバッグとセミハードケースの違い

説明すると、ギグバッグは一番一般的に想像されがちな柔らかいふにゃふにゃのソフトケースを少々厚く丈夫にしたギター用バッグで、中綿等が(1cm程度)厚めに入っていても基本的には薄く軽いソフトケースの範疇。対してセミハードケースは名前の通り半分ハードケースのイメージで、適度に硬めでより厚め(3~4cm程度)のウレタン等の緩衝材が全方位を覆い衝撃や折り曲げにも強くかなりしっかりとした作り。製造メーカーによって独自で商品呼称を変えているようなので明確な統一基準でのカテゴライズは難しいけど、概ね

  1. 軽「ソフトケース
  2.  ↓「ギグバッグ
  3.  ↓「セミハードケース
  4.  ↓「樹脂製ハードケース
  5. 重「木製ハードケース」

の順に重く頑丈になるイメージ。

で、

Fenderの新GigBagはセミハードバッグ?

とでも言うべきか、ギグバッグとセミハードケースの中間的な仕様。生地の高強度はもちろん、高撥水性と止水ファスナー仕様。外周囲約2cm厚・裏表面約1cm厚のウレタンクッションが全方位を覆い、内部にネックサポーター枕も付き緩衝性能が高く、ケース床面の外装プロテクターと内側のストラップピンへの局所負担を避ける窪みクッションで床置き時も安心の保護性能。加え、御覧の通りの収納力と驚きの軽さもおすすめポイントなのです!

…なんだか回し者の風味がしてきましたが純粋にエディトリアルですしアフィリエイトなどもしていませんのでどうぞご安心を笑。


旧セミハードケースでの不満点

を挙げると、頑丈さや緩衝保護性能は申し分ない安心感なのですがやはりその分しっかり重く、ポケット収納も細々した雑貨やシールド等が入る程度。縦位置でちょっと持つ持ち手ハンドルがないのも地味に不親切。で、最大の欠点が、ショルダーストラップの上部付け根位置が少々低くヘッドが頭上に飛び出ない様ゆったりポジションで背負うとボディが背中から離れ後方にブランブランしてしまうので専ら手持ちで運ぶ用になってしまっていました苦笑。

そこへきて、

新ギグバッグでの改善点

はバックパック等で使用される生地の丈夫さでは最高級の1680デニールOXフォード外装生地の耐摩耗性や撥水性はもちろん、ストラップの上部付け根位置も高めに付いているので長めに調節して低く背負ってもより体にフィット。バッグ単体での重量は軽くなりつつ収納力は大幅向上。上着やマフラーを固定保持するのにも便利な多目的ドローコードや、取り外せばミニショルダーバッグ(専用ベルト別途付属)にもなる外付けスクエアポケット。と、頑丈さや保護性能を少々スポイルしてもなおこちらに魅力を感じてしまったわけです。


様々な収納に便利なドローコード

ミニショルダーバッグにもなるポケット

底面のプロテクター外装

つまり反面、純粋な耐衝撃性能や折り曲げ耐性面では従来のセミハードよりも明らかに一段劣るので、例えばすし詰めにぎゅうぎゅうの満員電車に乗るとか、引っ越しみたいに車両や飛行機で横積みして運搬する場合などは絶対セミハードの方が良いと思うけど、日常シーンの手荷物で運ぶなら絶対安心とは言えないまでもぺらぺらでチープなソフトケースとは違い必要最低限の強度とクッション性は備えてるし、収納豊富でかつ背負いやすい。機材量次第では手荷物も含めてこのバッグ1つだけで事足りる方も多いのでは。

三重になった前面の特大ポケットは高さ約44cm・幅約33cm・マチ約5cm(最も広い部分)で、ZOOM-G5nがギリギリ入る(ちょっとファスナーが閉まらない笑)くらいなので、G1X Four等はもちろん、G3nやG6、LINE6ならPOD-GOや、BOSSのGT-1などの小さめマルチエフェクターなら余裕で入りますよー。

値段は少々高め?かもだけど、その他のあらゆる点において絶妙に使い勝手良く気配り改良された新ギグバッグお薦めします。






でも


表面スパゲッティロゴがこれでもかぐらい巨大化したのでギターもFenderの人じゃないとちょっとアレかも?だけどそんなの全然気にしないゼって方はぜひ楽器店などで実物をお試しくださいね。


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