ギブスの英語表記問題
椎名林檎さんの2000年1月発売5thシングル「ギブス」ですが、英語(アルファベット)で掲題する際の表記に様々なブレやゆらぎがネット上でも散見されます。
- GIBUSU
- GIBBS
- GIBS
など様々ありましたが、一般的に最も多い誤りが
包帯を石膏で固めるギプス(GIPS)と勘違い
しているケースのようです。骨折した時に患部が動かないよう固定するあの白い装甲をタイトルにするなど歌詞の意味的にも考えにくいですが、そもそも「GIPS」はドイツ語表記で、英語だと石膏が「Gypsum」でギプス包帯は「Orthopedic Cast」になります。あるいは逆に、包帯法ギプスの事を「ギブス」と言うと勘違いしている人も少なくないように感じます。が、
実在する英語スペルは「GIBBS」のみ
ですので、邦題ギブスの読みをそのまま英語表記するとしたらこの
GIBBS
が最有力と言えそうです。英語圏のファミリーネームとして、または物理学系で用いられる
- Gibbs Phenomenon(ギブス現象)
- Gibbs Elasticity(ギブスの弾性)
等があり、このあたりの物理数学的解釈を詩の心情に重ねあわせて比喩表現したと考えるのが自然でしょうか。あるいは、先日記事の「浪漫と算盤の英題:The Sun and Moon」のように全く別の英語タイトルがあれば話は別ですが。
トハイウモノノ
公式見解は見当たらず(探せていないだけかも)断定はし難いのでご使用は自己責任で汗そんなこんな
ギブスのLIVE動画
こちらに貼っておきますのでよろしければぜひどうぞ。解釈あるいは表現の違うパラレルギブス感が楽しめるかと。
はい。表記は安パイのカタカナです笑ほなまた。
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