速弾き向け?小さめおにぎりピック試奏


ぼくはギターを弾き始めてからずっとトライアングル型ピックを使っています。いわゆるおにぎり(おむすび?)ピック。理由は色々複合的ですが一番は単純に使い慣れてるってだけ。が、一般的にはおにぎりピックは速弾きには向かないとされています。

想像だけどたぶん、

ティアドロップ(涙型)より大きめな三角トライアングル型は素直にピック重心の中心を持った時に比較的先端が長めに飛び出すので、特に単音速弾き弦移動ピッキング時に空間的高さが必要になるためでしょう。ほんの数ミリの違いですが、高速で連続した弦移動になるとその物理的移動(持ち上げ)距離や時間の差は大きいわけです。

でさいきん、

スモールトライアングルピック

なるものを見かけて興味本位でさっそく試しに2型買って使ってみました。伝統的なスタンダードサイズより明らかに一回り小さいおにぎり型が妙に新鮮な感覚。


おにぎりピック比較画像

上段が一般的なスタンダードサイズ(直径約34ミリ)

左がいま主に使ってるの。野村義男さんやスガシカオさん等もモデル務める kusakusa88 のデュアルグリップトライアングル0.8mm厚。右は同型の0.6mmタイプで深夜用とか笑。

下段がちょっと小さめのSmallサイズ(直径約30ミリ)

左が Music Life ていうメーカー?ポリアセタール0.8mm厚。左が Jim Dunlop のマット仕上げな0.88mm厚。(※少々硬い印象の素材なので0.73mmでも良かったかも)


握り&弾き心地の比較

感想としては不思議なもんで「通常トライアングルとティアドロップの中間」みたいなイメージ。たぶん普段ティアドロップ使ってる人が持ちかえても同じような印象を持たれる気がする。


大きさ比較画像

通常サイズとの比較では握った時に指先から出るピック角の長さが約2ミリほど短くなるので、取り回しが良くなるというか小回りが利くというか、早く細かな単音弾きはしやすくなる気はするものの、復音やアルペジオなんかだとピック保持指が他の弦に触れないよう少々気を遣うデメリットも。しかし故にピッキングハーモニクスは出しやすい。角の角度は概ね変わらない(僅かに鋭い程度)のでアタック時の弦離れ感は大差ないが、短い分てこ原理の作用が減り抵抗感は薄まりつつ、しなりが減る分食いつき感も薄まる。

みたいな感じ。素材や厚みで調節できる要素もあるしある程度ただの慣れの問題かもしんないけどけっこう感覚が変わって面白いよー。そんなことで小さめおにぎり型は

3つ角使えるお得な速弾きギタリスト向けピック

かもしれませんよ笑



個人的にはむかし

ピックがずれる人におすすめの種類

で色々ご紹介したとおりけっこう手汗かくタイプなので滑り難さが重要なのよね。いまこのクサクサの穴あき&ザラザラプリントのデュアルグリップピック使ってる理由は、滑りにくいのもそうだし握り保持してる位置や向きもより分かりやすい利点から。


kusakusa88 デュアルグリップピック

ぜひ同タイプで中間(ミドル)サイズの直径32ミリのトライアングルピックが使ってみたい処です。



いいこと思いついたけどこの34ミリを使って、ちょっと丸まってきたら紙やすり等で3方面ちょっと削ってまた先っぽとんがらせれば一回り小さいベストサイズになっていんじゃねえ?喜。なんなら数回使えるワザやんこれ。



いや、しかしそうなるとそもそも小さめだとちょっと損した気分あるなあ?。穴開けもキリとかで無理な作業じゃないしここはむしろもっと大き目から使い始めてよりサステイナブルに‥‥


(´・ω・`)


ピック削ってねえで練習な@nac_guitar



★その他記事は ギター&機材談話 や音楽的理解を深める ギタリスト音楽論、トップページ メニュー のカテゴリーラベルやアーカイブ等からどうぞ。ブログ更新は Twitter や Instagram 等でお知らせ中。ブログ「いいね」と思っていただけたらメモやブクマ代わりに下部の 共有 ボタンが便利です。