ギター歪み系エフェクターの種類と音作り
今年は「BOSS GX-1 使い方の思惑」からミニマムな新ギターマルチエフェクターを使い始め、内蔵エフェクトを色々と試し弾きする日々のどうもぼくです。先日は WARM Overdrive ベースの音作りでリハーサルしたのでサウンドチェックお願いします照。
同じコンセプトやテーマのモデリングエフェクトでもメーカーやモデルによってそのクオリティやチューニングに違いがあり良し悪しはさておき「好き系なはずなのになんか違う」く感じる事も珍しくないのがデジタルマルチプロセッサーの歪みの難しい処です。
そもそもエフェクターの種類でなんでそんなに悩むの?と不思議に思う方もおられるかもしれませんが、エレキギタリストにとっての歪み系エフェクターは一般的に例えるなら
どんな洋服をどう着こなす?
みたいな感覚で、
- アレも良いしコレも捨てがたいし…
- コレはちょっと今の気分じゃないかも?
- この場面でこのコーディネートは無しでしょ!
等トレンドだったりマイブームだったりフィッティングだったりの趣味や主張が色濃く強いこだわりが現れる最大のポイントと言っても過言ではない重要なファクターなのです!(きっと)。なのでどれが大正解とか絶対正義とかいう問題じゃなく完全自由でお好みの世界なのですが、歴史的な背景を踏まえた一定のセオリーやスタンダードが漠然と存在するのも事実なわけです。悩ましいですな。
そんなことで
歪みの種類
として過日「エレキギターのクランチサウンドとはどの位か問題」でディストーションやオーバードライブなどの大分類を大雑把に説明しましたが、これは主に歪み量的なカテゴライズで、実際にはこれに加えテイスト違いの様々な種類の歪みペダルが存在します。
- トランスペアレント系
- アンプライク系
- チューブスクリーマー系
etc.とルーツや呼び名は多々様々あり、トランスペアレント系は薄い味付けながら中高音帯域の抜けが良い傾向、アンプライク系はアンプを素直に歪ませたようなナチュラルでウォーミーなタイプ、TS系はピッキングニュアンスを重視し中音帯域を強く押し出すソリストタイプ、みたいな特性が各々にありますが、当然「どっちでもある」あるいは「何とも言い難い」みたいな立ち位置グレーな中間パターンも大いに在り得るので個人的にはここにあまりこだわる必要はないと思っています。歪みとは一度強制増幅した入力を閾値カット加工する仕組みなので、
歪み音作りの要点
というかどのあたりに違いが生じてくるかのポイントで言えば、
- 歪み波形の粗さ
- 押し出される音帯域
- コンプレッション感の強弱
の組み合わせでアバウトなキャラクターが決まってくると思います。波形は「ザラザラ歪む」とか「滑らかに歪む」とかの肌触りや舌触りみたいな質感的な話。帯域は「中音帯域や低&高音帯域どのへんがどのくらい目立つか」な話。搭載されている調節ツマミに関しても、EQの効き具合やゲイン調整幅などモデル毎にかなり差があります。また、よく歪むハイゲインタイプをゲイン控えめに効かせた時の音が意外と良かったりする事もあるので、強弱設定含め様々な調整で弾いてみると意外な発見があるかもしれません。
METAL ZONE で極微クランチ作っちゃうとか笑
あるいは、強めに歪ませる音色を作るにしても1つのペダルだけでゲインをコントロールするのではなく、例えばオーバードライブとディストーションを組み合わせて各々の個性をブレンドして段階的かつより理想に近い音を作り、ソロ等ではブースターで音量を中心に上げるような相互作用的な音作りも効果的な手法です。後段(出力に近い方)側の特徴がより色濃くなる点覚えておくと良いでしょう。
いまどきのマルチエフェクターには歪み系エフェクトだけでも選ぶのが大変なほど幾つも種類が用意されているので、自分の好みの把握はもちろん、テイストやシチュエーションに応じて使い分けられる引き出しを想定しておく事も大事かもしれませんね。
ぼくはアンプシミュレーター類は極力使いたくないアンプ&キャビネット実機派なので、ペダルモデリングの品質はもちろんキャラクター味変できるツボを押さえたバリエーションの豊富さも重要かも。
一例としてBOSS GX-1 内蔵の歪みエフェクトリスト
挙げるとこんな感じです。(※詳しくはGX1エフェクトリストと音作り設定メモ参照)
より低音弦の帯域までカバーするベースや多弦ギター向きペダルも含めるとざっと全30歪み以上!ブースターからハイゲインディストーションやファズまで各種一通り取り揃います。なんにせよ
歪み方が気持ち良くないとギタリストは機嫌も気分も上がりませんから。
ゲインはギター音作りにおいて最も重要
といっても良い(と思う)要素ですので、機材選びにおいてもまずは歪ませペダルのラインナップやお好み具合をチェックすれば話も速いはず。そういう意味でもマルチエフェクターで歪みの種類を色々試し学んでから、アナログペダルにこだわりがある方は当該実機を買い揃えていけばハズレを引く事も少ないかと。
ただし
BOSS GX1 に関しては他社製実在ペダルの再現モデリングは少なめ。コンパクトペダルも作っているメーカーとしては自社製品推しはしゃあなしかもですが、この点はなんでもござれな ZOOM や LINE6 等のマルチの方が縛りがない意味では有利かも。
全体的には良くも悪くもボスっぽいっていう味付けそこはかとなく醸してくる感じ笑
ちなみに
ZOOM G5n 系エフェクトリストはこちら。
冒頭紹介の YouTube Channel で音作り等色々上げているので音色ご参考になれば。半年ほど使ってだいたい癖や特徴の目ぼしついてきたのであとはエフェクトモデル追加アップデートに期待です(ハート)。
‥そうえいば、高校生のころ歪みを「ゆがみ」ってずっと言ってるギター友達がいたんだけど、ついぞ指摘する事が出来ませんでした苦笑。物理ではなく音波に使う場合一般的には「ひずみ」と読みますが、文脈からも意味は伝わるし読み方が間違いってわけでもないのでこのさいどちらでも良いか。
ギターは顔を歪ませて弾けってゆーし。
気持ち良い歪みで恍惚と顔も歪むって事もあるし笑。ほなまた。
8/29 夜:新宿 Live Freak @NAC♯Guitar

