ライブ開始直後のゾッとする致命的トラブル
昨夜久しぶりの老舗ライブハウスへいきました。トラブルの類の話なので一応固有名詞は伏せますが、アース・ウィンド&ファイアーのコピーで有名なベテランバンド出演のライブ。ウイルス騒動の最中客入り上々で立ち見も多い。定刻通り開演し1曲目終わり、2曲目が始まったあたり突然…
ブ・ブブッ・ブブブブーブブッ・ブー!ズゴゴッ・ゴッ・ゴゴゴゴーゴゴッ!ドドドドドド!
と演奏をかき消す爆音で断線ぽい音が!一時的な接触不良かと思いきや、その後収まる気配もなくどんどん酷くなり演奏は自然と中断。ボーカル等がMCしつつPA側の指示を待つ。
「アンプも感染症にやられちゃったかなあ?笑」
とか
「アンプが火を吹いたからあとは地球の風が吹けば…笑」
とかなんとか上手い事言い笑いで場を和ませながら時間を稼ぐ。どうやらドラムのマイク?かベースのアンプ?あたりに問題がある様子だがPAボリュームを上げると爆音ノイズも出る。スタッフ組は慌ただしく往来し、演者組はステージ上で立ち尽しどうすればいいかまだ分からない。
そんな絶望的場面。
ボーカルが急遽ギターを借りて恐らく普段披露する事はない弾き語りスタイルのバラードを歌い始める。サイドギターとシンセ・パーカッションが自然とアドリブで合わせ始めサポートする。当然予定のセットリストにはなかった曲のはずがその機転で
素晴らしくメロウな即興セッションに。
その後、アンプやケーブル類の総入れ替え作業等で時間が必要なので一時中断と指示が出て休憩タイムとなり急遽の2部構成決定笑、仕切り直してのリスタートとなりました。
そのボーカルの彼の珍しい(と思われる)弾き語りルックももちろん撮ったけど許可取りしてないので一応掲載は差し控えます笑。
ライブ本番中にアンプ(PA?)が壊れて音が出ない中断ていうなかなか経験できないレアでゾッとする致命的トラブルも初めて見たけど、その
絶対絶命イレギュラー状況での落ち着いた対応と心得
に演者にも箱にも年季入った貫禄を感じました。
もちろんその後の歌も演奏もパーフェクト!
いやええもんみた。
かくありたき@NAC♯Guitar