マルチエフェクターの買い替え時判断が難しい件
新たに凝った音作りが要求され、これまであまり使った事なかったピッチシフターなどを部分的に組み込む流れで、マルチエフェクターのペダル・スタンバイ部分を含め地道に見直し&組み換え整えています。バンドにギター1人だと装飾や変化球も随所に散りばめていかないとだからどうしても捨てざるを得ない所も生まれるというか、バランス中々大変よね汗。まあ音色も含めそんな取捨選択もギタリストとしてのセンスの見せ所なのだけど。
整理の主コンセプトは
「飛び道具を加えつつ、踏み間違えないように分かり易く。」
です苦笑。曲中ここ一番の盛り上がりでディストーション踏もうと思って誤ってコーラスふんじゃったら
白目むいてヘブン行き
確定ですのでね汗。
システム的には変わらず過日書いた「ZOOM G5n & G1X FOUR で音作りの幅と操作性向上したレビュー」の通りなのですが、個別モジュールの音色やクオリティ的には概ね満足しているものの、視認性や操作性、エフェクトブロック数、あるいは「もっとこういう制御が出来たら便利なのになー」みたいな不満は多少あったりして。
けど、他社製品も含めてもっと上位機種もいくつか試したりしてみるのですけど、G6やG11へのグレードアップでもさして音質は大きく向上するわけでもなく、使い勝手や機能面もそれぞれ地味に一長一短あって、完全にこっちに買い換えたいってならないのよね、残念ながら。ルーパー時間はめちゃめちゃ長くなってるけど笑エフェクトブロックや物理スイッチは1個ずつしか増えてないし。POD-GOもなんだかエフェクトモジュール数最低限に限られちゃうし、つうかブロック数全然足りねえ。とはいえHelixほど高くてドデカい高級フロアマルチも手に余る気もするし。いやここは素直に5年前発売のG5nのコスパと完成度の高さを褒めるべきか。
しかし特にマルチエフェクターってどっちかというと家電ノリなとこあるから買い替え時の見極めが難しいよな。故障など壊れたりならさておき寿命がきて使えなくなるって事もあまりないし。例えば現時点でこれがベストと思って買い換えた直後にもっと理想的な性能の新機種がさらに安く発売されたりしたらまるでもう
詐欺にでも遭った気分だもんな苦笑。
個人的にはぼちぼちLINE6/POD-GOGOとか、BOSS/GT-10000とかでねえかなと思ってるんですが笑。マシンスペック自体は技術進歩に伴って常に絶対的に後発が有利なわけだけど、特にアンプで実音鳴らす音色的にはそれだけが全てってわけでもないし、使い勝手は物理的な筐体デザインや工夫の要素もあるし、なんなら新製品の各処の特徴を掴み自分好みに使いこなすまでに一定の労力も必要よな。
んーーーやっぱまだ暫くこいつらでも良いかなー?ていう気分かも。
おまけに最近の
G5nのスタンダード設定
軽く紹介すると、
- ZNR 機材に応じて最適化
- BLACK OPT 基本10%程
- WAH 100 適当
- EP Stomp 適宜
- RC BOOST 基本25%程
- アンシミュや曲に適した歪み色々
- DE TUNE 深め
- TAPE ECHO Delay 濃く長め
- OUTPUT BST ブースト用
- ST CHO 極薄め
- Air Reverb 薄く短め
- Spring Reverb 適宜
- HD HALL Reverb 薄く長め
あたりがベースで、曲やアレンジに応じてチョイスや効き目を変えたりドライブの種類やモジュレーション系を入れ替えて整えてスタンバイする感じ。基本的な使い方は音切れしないペダルモードで各種抜き差しします。
特にデチューンの響き方かなり良いし、「Demeter Amplification COMP-1 Compulator」の(モデリング)BLACK OPT は強めにかけても極端にEQ音質も変わらずいい塩梅の太さとタッチのニュアンス出しやすい圧縮で秀逸なのでコンプレッサーの中でも使いやすくてイチ推しオススメですよ。DSP不足なら代替案はG5n系統で最もナチュラルな効きの「RACK COMP」かな。ピッキングアタックハッキリめやパコパコ系に設定したいなら他も良。
ちょっとキワドイですが苦笑ご参考に ZOOM G5n エフェクトリスト解説 こちらで。