ライブでマイアンプを使うメリット
先日初めてのスタジオ常設ギターアンプを軽く使ってみました。
それは…
メサのレクチはゴリゴリハイゲイン系ブティックアンプと認識していたので比較的オールマイティなタイプではない感じは漠然と想像していたけど、予想以上にブーミーで全く扱いきれませんでした汗。
コントロールパネル部のスイッチ類も多くてもしかしたらそもそも使い方や設定間違えてたりとか未熟な点あるかもだけど、特にゲイン上げた時の独特の癖もあり、様々な音色をナチュラルに使い分けたい場合なかなか難しい機種かも。グランジぽい雰囲気の時とか存在感出せて良さそうだけど。
やっぱ勝手知ったる使い慣れた機材は安心感あるからとりまジャズコに変えたよね笑。
JCは100点の音はなかなか出せないけど、80点は安定して大体出せますみたいなイメージ。
と、そういえば先日行ったライブハウスでSHINOSアンプ持ち込みのギタリストがいらさりました。
ちゃんと許可取ってないので一応御見足ぼかしてますが苦笑SHINOS小型スタックアンプに特大ペダルボードのこだわりセッティング素敵。コンボタイプだけどROCKETとかも小さいのにチューブで120ワットあるしちょっと気になってたんよね。
こんなふうにライブハウスにマイアンプを持ち込むメリットとして最も大きいのは、
使い慣れたアンプ個体で自分の理想の音質が完全再現出来る
点。箱常設のリース機材だとあるものの中から選んで使う事になるし、場合によっては同モデルでも個体差や状態差が激しかったり、最悪地味に壊れかけてたりすることもあるので、基本的に当日現場対応でベストを探る格好になりますが、マイアンプなら理想の設定や感触がそのまま再現できるし、箱の広さや形状・客入り具合などでの微調整も比較的容易です。
アンプ持ち込みのデメリット
は単純に機材運搬が大変っていう笑。物理的にギターとエフェクターとアンプを1人で電車移動で運ぶなど
罰ゲームにもほどがあるわ
って悲劇なので、現実的にはサポートスタッフや車の手配が必須でしょう。あまり非力なアンプだとパワー不足で箱によっては音響バランス的に難しい場合もありますが、少しでも不安があれば事前にPAさんに相談確認すれば良いし。
そんなことでアンプ持ち込みはさすがにハードル高いよって人も多いと思いますが、その場合の具体的対応策としては
定番アンプを自分好みに使いこなす術
を把握する事が重要になってきます。過日「ギターアンプの使い方と基礎知識」でも触れましたが、スタジオやライブハウス等に常設されているギターアンプで多いのは周知の通り圧倒的に
です。どっちもない事はほぼ100%ないです笑。他にも人気のアンプメーカーは多数ありますが良し悪しではなくシェアや遭遇率で言えば次点は「フェンダー Twin Reverb・Deluxe Reverb」や「ヴォックス AC30」などでしょうか。この辺りの機種を自分好みに臨機応変に使いこなせるようにしておけば日本国内ならどこに行ってもアリモノである程度対応できますよね。
いずれにせよ、
アンプ出力まで含めた出音がギタリストの演奏と音作りなので、ライブでも使えるマイアンプを用意する優位性は揺るぎないですね。
補足情報としていまぼくが持ってる
くらいなら小箱なら問題なく使えるはず。ま結局マイクで拾って大きめに返してくれればたいてい一般の人にはよくわからないレベルになるのだろうけどね。シノーズもいいなあ。
ちなみに、ギターアンプは同じ出力(W)でも
真空管かトランジスタかで値段が大きく変わる
のですが、一般的にはチューブ(真空管)アンプの方がより生っぽく艶やかで温かく深い音として好まれる事が多い反面、取り扱いがデリケートで状態維持管理も必要ですが、トランジスタアンプなら比較的頑丈かつ概ねメンテナンスフリーです。音色に一切の妥協を許さないとすればコスト面等とのトレードオフと言えるでしょう。最近はデジタルモデリング技術なども向上しチューブライクでウォーミーなニュアンスを良く再現したトランジスタアンプも増えていますので、鳴りのお好みや満足感と併せて実際の使い方や予算面なども含めて総合的に選ぶ必要があるでしょう。
さておきいま夏真っ最中なのに髪を伸ばしています。
整髪がめんどいからって理由なのですが、えりあしが蒸れて仕方がありません。これもアチラを立てればコチラが立たないトレードオフ。ほなまた。
オチと正解を見失い中@nac_guitar