ギターパーツ金属メッキくすみとり磨くZ
エレキギターはアコースティックギター等より細かなメタルパーツが各部に多用されているので掃除も比較的面倒ですよね。ダガシカシ、銅と亜鉛の合金ブラス(真鍮・黄銅)やクローム・ニッケルなどのメッキ加工品等で程度の差はあれ、基本的に金属は湿気や空気に触れているだけで痛みや酸化が進むので油や埃をマメに拭いておかないとすぐに削り磨きが必要なほど腐食劣化してしまうのだZ。
カクイウボクモ、
少々放置してしまったジャズマスターのペグがしっかりめに曇っていて、クロスで軽く拭いただけじゃなかなか取れない状態に少々焦りましたが、通常クリーナー使用でツルツルピカピカになったので一安心でした汗。
一般的なクロームメッキ製ヴィンテージタイプのクルーソンペグ。やっぱり頻繁に直に触れる部分から汚れが蓄積していくからね。いや
おれは汚物じゃねえけどな。
もちろんペグだけじゃなくその他細々したパーツからボディまで全体的に拭き上げるZ。
次によく触れる金属パーツはブリッジでしょう。このモデルはブラス製サドル。ムスタングブリッジはマウントの底面に特にホコリが溜まるので面倒ですが各弦サドル一個一個取り外して拭いておきます。汚れがこびりついたり錆びて痛んだりしてから綺麗にするのはめちゃめちゃ大変だし難易度上がるのです。
金属パーツ磨きのコツ
は汚れ具合に応じて段階的に下記の順で試すと極力金属パーツを傷つけることなく綺麗な状態を維持できるでしょう。
- クロス乾拭き
- クリーナー塗布拭き
- 研磨剤なしポリッシュ磨き
- 真鍮製ワイヤーブラシ磨き
- 研磨剤入りポリッシュ磨き
柔らかい布での乾拭きで汚れが落ちなければ塗装ボディも拭けるクリーナーを使い、それでもダメなら研磨剤(コンパウンド)の入っていない金属メッキ用のポリッシュを使ってクロス磨き、真鍮製のワイヤーブラシはメッキよりも物理的な硬度が低いので比較的軟らかい金メッキなどにも使用可能で、表面を削りとる用途の研磨剤入りのポリッシュは最終手段です。(※紙やすりの一歩手前とお考えください苦笑)また、磨く場合は
パーツを取り外し個別に磨く
ようにした方がパーツ細部まで手入れできますし、塗装木材であるヘッドやボディにポリッシュが付着したりする意図せぬ悪影響が及ぶ事を防げますので、少々面倒かもしれませんが確実に組み上げ(元に戻せる)出来る範囲で極力分解し個別に磨きましょう。まれに
レリック加工でヴィンテージ感を出す
べく意図的にガシガシ傷を付ける事もあるようですが、その方向性の場合はより硬いステンレス製ブラシを使ったりするのでしょう。が、個人的にはやったことないのでその方面でお調べを。
繰り返しますが、
汚れたまま放置し清掃を怠ると本当に僅か短期間で汚れがどんどんこびりついてしまうので拭いて取れるうちに綺麗にしておくのが一番ベストです(自戒込み)。本体の状態確認を兼ねてなるべくマメに拭き掃除しようZ!
テコトデ、
せっかく?なので弦交換ついでにFender白ストラトのトレモロブリッジもバラシて隅々まで入念に拭いてゆきます。ちなみにラッカー塗装ボディのギターはポリ系塗装より極薄く柔らかいのでゴシゴシ拭くのはNGです。表面に付いた汚れを優しく拭い取りましょう。
不慣れな方は分解前に状態を写メ記録しておけばサドルのオクターブ調整も目視のアバウトで速やかに概ね戻せるので時短になりますよー。(※セットアップ時に改めて正確なオクターブチューニング確認しましょう。)
いえいえこれは「拭き上げ磨き掃除で手の握力がばかになってる」イメージ図です。べつに
練習諦めエアギターに興じている
のでわぜんぜんありません旨何卒ご承知おきしくよろほなまた。
本当はエアギタアしてるZ@nac_guitar