アコースティックギターシミュレーター使い方探索記
ライブでギターを数本用意する根性のないぼくなので、エレキでアコギの音をだすべく、アコースティックシミュレーターを使った音作りでいじりたおしています照。
使い方というかポイントは、
- ACO.SIMでぐっとアコギ風味(当然)
- 箱鳴りのAir感だすべくリバーブ重ね掛け
- 薄らコーラスで12弦ギターニュアンス
- ギターのPU特性に応じ7バンドEQで前段補正
- リミッターで強アタック耐性獲得
- 当然アンプは極力どクリーン設定
あたりでしょうか。
アコシミュ一発(1枠)だけでもある程度寄るのだけど、やっぱりその他のセッティングがエレキ前提だとミスマッチだからペダルモードのオンオフじゃ使えず、色々補正加味してそれ専用のパッチになっちゃうです。
箱モノの特徴的な周波数帯域は1キロヘルツ以下が主
で、それ以上の高調波帯はスチール的な「チリチリ」とか「シャリシャリ」な付加成分なので、中低域を如何に輪郭クリアに強く鳴らせるかがミソ。多くのペダルが高音帯と低音帯でそれぞれ独立して効きを調節出来るので、バランス良く中帯域のエレキっぽさを消しつつ極端にピーキー(悪目立ち)にならない按排を探る。ぼくの場合とりま、
- TOP側:センター(12時)か少し下げ。
- BODY側:TOP数値の凡そ2/3程度辺り。
- TONE-EQ:センター付近をアレンジや楽隊バランスで微調整。
て感じ。かつ、ベリーショートな反響で箱感をプラス。モダン系ならコーラスやディレイを場面やお好みで調味みたいな。あとは極薄らコンプレッサーかけるか否か悩むところ。ま、結局音楽なんて個人のお好みだから絶対正義などありもしないのでご参考まで。
なによりステージでギターを持ちかえる事なく足元操作のみで瞬時にアコギに切り替えられる利便性はんぱないですからね。また楽曲中で双方フレーズを弾き使い分ける芸達者ぶりもきっと際立ちます笑。
ただし、
当然見た目はエレキのまんまなのでミュージシャン目線では違和感ぱねえのと、仮に1パート終始アコースティックサウンド担当ならハナからエレアコ等に勝るクオリティはないです。あくまで偽物の風味。即席の苦肉。
果汁がほとんど入っていないオレンジ味ドリンク
や
蕎麦屋の絶品カレーうどんじゃなくインスタントカップ麺
みたいなものなのでそもそも妥協の産物です。いや最近の冷凍食品とかくそうめえけども。
しかし、これ音作りあるあるですが、ずっとあれこれ弾いて聴いて整えてると耳と脳がバグって塩梅よく分からなくなってくるっていう罠。
からの、
日を改めて聞き比べてみるとやっぱなんか違うかもみたいなエンドレスアドベンチャーを繰り返す迷子の日々ですアーコワ汗。
ちな(後日追記)
アコシミュを使ったライブ演奏動画
暫く再生して少しだけですがこちらに上げております。ご参考になれば。
ギターはクニフェ2ハムの Fender USA Stratocaster 、アンプは Marshall JCM800 で他音色との兼ね合いでゲインを少々上げているので理想のアコギ音色とは言い難いですが、ペダルワークで出せるニュアンスとしては及第点かと。
ぼくはデジタルマルチ(ZOOM G11等)使っちゃってますが、アナログペダルでも数千円から数万円のものまで価格も機能も幅広くあるのでワンポイント一節使えたら便利だなって方は試しにトライしてみても良いかも。あと補足ですが当然使用エレキのP/U特性によってもかなり変わるので「この音色(パッチ)設定はこのギター専用」って決め込んだ方が確実にイメージに近づきます。例えば JAGUAR より Jazzmaster のほうがぽくなりやすいとかもあるし。ピックアップセレクターはフロントかセンターミックスが合う事が多いと思いますが興味おありなら色々お試しを。ちな、ハムのフロントはアコシミュには向かないようなのでHHの場合はリアでの調整一択になりそうです。
ほなまた。
とはいえクラシックな音色はかなりすき@NAC♯
ブログ「いいね」と思っていただけたらメモやブクマ代わりに下部の 共有 ボタンが便利です。
▼