ルーパーを使った音作りが便利な理由
目下の課題や宿題が一段落すると、リハやセッションの録音を聞き返して自分のプレイや音色を思い出しながら振り返るのですけど、その度、明確な反省や妙に気になる要素がなにかしら必ずあるわけです。当然、メンバーとのバランスはもちろん、スタジオの形状や使ったアンプの状態や設定等によっても音質の変化はあるので、モアベターは在り得てもパーフェクトはなかなかないけれど。とはいえギタリスト的には常に自分との戦いでベストを目指すわけで。
んで
またちょっと気になり始めたのが一周回ってまさかの
コンプ設定具合
っていう爆笑
過日も「コンプレッサーの使い方と選び方」の通りさんざん試し尽くした結果いったん納得し落ち着いていたのだけど、元々ピッキングニュアンス最優先の極ナチュラル志向で決め込んだバリエーションだったものの、例えばポピュラーなポップスやファンクなどなら全体的にもう少しだけ判りやすく利かせても良いんじゃないかなどと思い始め。
「エレキギターのコンプ具合なんて一般人聞いてもわかんねえよどうでもいいよ」
って思うかもしんないけど、プレイヤー的には指折り一番くらい気になる要素なのだよ!
そんなこんな
再び夜な夜な ZOOM G11 でコンプモジュールだけ並べて弾き比べする寂しいおっさんここにいますよ笑
モジュール種別ランプ全部紫で並ぶっていう笑。そんな作業も容易なのはハイパフォーマンスモデリングマルチの優位性よな。さらに、
一度の演奏をルーパーに録音しエンドレスプレイさせながら各ペダルのオンオフを切り替えられる
ので効果の聞き比べが超絶便利なのです。
全く同じ演奏テイクで調節や比較検証可能
なので都度弾かずに楽なのはもちろん、冷静かつ客観的にじっくり聞き込めるし、各モジュールのツマミ設定変更やパッチチェンジ(音色変更)も常時可能なので、効き具合を比較しながら調節できるし出力レベルの統一なども容易。歌とかもそうだけど、
ので意外と感覚や印象にズレがあるから驚き(悩み)ますよ。
ルーパーの設定画面で「PRE-EFFECTS」を選択すればエフェクト効果がかかる前のギター原音が録音されます。ちなみに「POST-EFFECTS」では設定してある全てのエフェクターを通った後の音が録音されます。
他のルーパー付きマルチで入力原音記録出来るか否かはその製品仕様によるのでしょうが、一代前の ZOOM G5n とかでも出来ていた(1モジュールとして扱われるルーパーの位置により)のでだいたい可能なのじゃないかと。
こう、めぼしいモジュールをズラリ並べあれこれと比べます。コンプは詳細設定以前にも通すだけで各々音色に特徴があるからマジムズイよな。余計な音質変化はあまり望んでないから妙に高音とか低音を持ち上げられても困るし。あとはその後ろに組むブースターやドライブ系等とのマッチングとか。なんなら究極使うギターやアンプに応じて変えたい気もあるし。むむう…
また暫く圧縮具合を気にして演奏する日々到来かもしれません苦笑。
今回はマルチエフェクターオールインワンでの作業法でしたが、同じ理屈でアナログペダルでも同様の調整は可能です。ちなみに、スマートフォンやハンディムービーカメラのマイクはデフォルトでコンプが勝手に強めにかかる(オフできない)ものが多いので、ちゃんと出音を聞きたい場合はICレコーダーなど録音機の使用を推奨いたします。
!比較といえば…
いまぼく行ってる床屋で切る前と切った後になんか頭部撮影されてたんですけど、スタッフさんたちの情報共有資料かなんかかと思ってたら、アプリ入れたら自分でもビフォーアフター履歴確認できるみたいでした驚。
なんか恥っず。あ、でもジョジョに髪伸びてきたのわかってちょっと便利かも照。ほなまた。
片目隠れてボーダーだけど鬼太郎コスとかじゃねえよ@nac_guitar