プロギタリスト10人のストラトキャスター


今年もやっと半分終わりましたね。個人的にはここんとこどうも憑き物でもいるんじゃないかくらい気持ち悪いこと続きなのでもはやむしろもう早く終わって欲しい気分もありやなしや苦笑。


さて、


ギターマガジンの今月号が「名手が明かす、最高のストラト・サウンドの鳴らし方」特集と知り、最近フェンダーアップタウンストラトを弾き込んでいるぼくとしてはジャストタイミングにタイムリーすぎて早速発注いたしました照。


ギターマガジン表紙 2022JULY

高中正義氏・佐橋佳幸氏ら、伝説級の名プレイヤーを含むプロギタリスト10人が使うストラトキャスターのセットアップを含む詳しいスペック紹介からペグポストの弦巻数などマニアックなディテールまで、ストラト談義が掲載されています。あまり詳細な記述はここでは控えますが、

ストラトのセットアップ方法

て使っている人は分かると思いますが、主にシンクロナイズドトレモロシステムの調整設定が人の好みによって大きく異なります。詳しくは「フェンダー白ストラトのトレモロ調整具合の話」等でも述べましたが、アームのコンセプトで弾き心地もサウンドもプレイスタイルも変わってくるので、一流のプロがどんなブリッジセッティングで弾いているかはとても参考になります。


意外だったのは、


基本的にアームはほとんど使わない&ブリッジはベタ付き設定」という意見が多数派だったこと。人によっては、演奏時ボリュームノブが手に当たるのが気になるしゲイン変わっちゃうのでVノブ撤去しているというケースもあり、ならもはやそれ


テレキャスとかの方がよくねえ?


などとはしたない妄想とツッコミをしてしまいます笑。アーミングによるチューニング狂いやボリューム奏法するためブリッジに近いノブの位置など、賛否両論の特有の悩みを屈指の一流ギタリストも同じように感じていると思うとなんだか少し微笑ましいですよね。反面それにつけても、やはりストラトじゃないと出せない独特の音がある証とも言えます。

弦高設定

ブリッジのフローティング具合によって攻められる限界が異なりますが、目指す弦高の好みも各々様々なようで、ブリッジベタ付きさせてでも極力低く設定したい方や、ある程度高さがある方が良いという方も。ぼくはこれでいうとたぶん中くらいが好みです笑。高すぎるのは言わずもがなですが、低すぎてもペチペチ鳴りだすし、チョーキングやプリングオフでも気を使いますよね。この辺は弦高調整でビビリ音と弾き易さが激変する話もご参考にどうぞ。

プロギタリストが使うフェンダーストラトキャスター10本のセットアップ詳細が分かる今月号のギタマガはストラト使いの方は必読かと。完売前にポチ推奨。


他にも、

ワールドクラスギタリストの伝説に残る名ストラト10本紹介や、新ペダル「FENDERハンマートーン全9種紹介」「KING OF POP マイケルジャクソンに学ぶダンサブル&ポップなコード進行術」「リッチーBURNスコア」など見所満載ですよーAaow。


ギタマガ表4

ちなみに表四はイタリアメーカー VALENTI GUITARS という確実にお高そうなギターです。実際、道具としての機能性の部分だけ考えたらこういうモダン系ハイエンド&ハイスペックな物の方が物理的には安定している面も多いのだろうけど、楽器ってそういう部分だけじゃないのが不思議な処ヨネ。

ていうアンチテーゼな表と裏。



余談、さいきん King Gnu さんの楽曲カバー等を手伝う機会に巡り当たり、恐縮ですが初めてちゃんと聞き込みアナライズしました汗。漢字二文字の曲おおいの可愛い喜。


king gnu 白日 コード譜

ヌーのギター常田大希氏もトレモロ使ってたね。彼はゴリゴリアームプレイする派のようだけど苦笑。ちょうどワウプレイを模索中だったので良い機会と。(※動画でワウのクチ撮ってミタ件はコチラ。)しかし、ワウ踏みながら激アーミングしまくり弾くってもうこれロック式ペグとかじゃないと調弦バグりまくりでライブじゃ絶対無理じゃねえ?ていう絶望ね汗。ほなまた。

記事を読んでストラトのアームは封印しようか迷ってる@nac_guitar



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